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DATE:2021.05.17

「すばらしきこのせかい The Animation 」特別座談会

エンディングアニメーションを担当されたイラストレーター、イリヤ・クブシノブさんと、「すばらしきこのせかい」を生み出したスクウェア・エニックスのディレクター神藤辰也さん、キャラクターデザインを手がけた小林元さんの対談が実現!

冒頭から、イリヤさんの熱い想いに関係者一同心打たれる、温かい座談会となりました。

「すばせか」の大ファンであるイリヤさんの想いや、クリエイターとしてのそれぞれのこだわり、原作ゲーム開発当時の裏話など、貴重なお話を大公開します!

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    イリヤ・クブシノブさん イラストレーター/「すばらしきこのせかい The Animation」EDアニメーションを担当。
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    神藤辰也さん スクウェア・エニックス/「すばらしきこのせかい」ディレクター
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    小林元さん スクウェア・エニックス/「すばらしきこのせかい」キャラクターデザイナー

「すばせかは私の人生を変えた作品なんです」(イリヤ)

―本日はよろしくお願いいたします。

  • 小林
    スクウェア・エニックスの小林です。よろしくお願いします。
  • 神藤
    神藤です。よろしくお願いいたします。
  • イリヤ
    はじめまして、ロシアから参りましたイリヤです。18歳の時に初めて「すばらしきこのせかい」というゲームに出会いまして、人生を変えた作品なので、この機会に感謝しています。素晴らしいゲームを作ってくれてありがとうございます。
  • 神藤
    まさかロシアの方に遊んでいただいて、ここまで喜んでくださっているのが嬉しくて、なんだか信じられない感じです。
  • イリヤ
    ロシアでも愛されてますよ!ロシアでは英語版しかなかったので、英語の勉強をしながらやっていました。
  • 神藤
    本当にありがたいです。
  • 小林
    イリヤさんが英語を勉強してまですばせかをプレイしたいと思われたのは、どういうところに魅かれたからなんですか?
  • イリヤ
    長い話になりますが…18歳の時に初めてすばせかのビジュアルを見て「グラフィックとかスケボーとか、キャラクターデザインもかっこいい!やってみたい!」と思ったからです。でも、学生でお金がなくて。ニンテンドーDSを買うために、他のゲームハードを売りました(笑)
    きっかけはビジュアルで、ネットでも評判良かったので買ってみて、ストーリーを理解するために英語も勉強して、いろいろ頑張りました。あの時DSを買ってすばせかをやらなかったら自分の人生はどうなっていたかなって、考えると怖くなります。というのも、すばせかは私の人生を変えた作品なんです。

    高校を卒業した後、建築の大学に行こうとしていたんですが、入学試験に落ちてしまって、未来が見えなくて、ものすごく落ち込んでいました。
    ロシアでは進学をしなければ兵隊の訓練を受けないとならなくて、自分は兵隊には向いていないと思っていたので、専門学校を見つけて通い始めたんです。その専門学校が遠くて、毎日自宅から片道2時間かけて電車で通っていたんですが、その間ずっとすばせかをやっていました。すごく落ち込んで、人生に悩んでいた時期だったんですが、ネクが成長して変わっていく姿に励まされて、ゲームをクリアしてエンディングを見たときに、「もう一度大学を受けてみよう」と考え直せるようになって。もうどうでもいい、終わった、って思っていたのに、すばせかのストーリーやキャラクターのおかげで自分の中で何かが変わったんです。おかげで大学にも合格できて、全然終わりじゃなかったなって。すばせかに救われたんですよ。すばせかを作った皆さんとしてはゲームを楽しんでくれればって考えて作られていると思うのですが、実はそれ以上に大きな影響を与えています。すばせかのおかげで、私は今生きていて、日本に引っ越して、アニメのEDを監督している!皆さんが作ったゲームが、皆さんの知らないところで誰かの人生を作っているんです。本当にありがとうございます。
  • 小林
    それはすごく嬉しいですね…
  • 神藤
    本当に嬉しいです。
    すばせかを作っていた時、ネクの成長物語を軸にしようという話はあって、ネットが発展し始めてコミュニケーションの仕方が変わってきた当時の社会情勢も踏まえて、15歳の少年がどういう風に人とかかわりあって成長していくのか、ぼくらなりの若い人たちへのメッセージを織り込んでいったつもりです。
  • イリヤ
    そうですね、まさに私も10代だったので、自分一人じゃない、友達と助け合ってがんばればいいとか、すごく大事な考え方をこのゲームから教わりました。
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自分で動くってことがすごく大事(小林)

―まさか14年たってアニメ化するとは思わなかったですよね?

  • イリヤ
    ずっと待っていましたよ!(アニメになれば)ゲームを普段やっていない友人にもすばせかの世界を見せられるので嬉しいです。
  • 小林
    僕はイリヤさんと直接会うのは今回がはじめましてなんですが、Twitterとかでは以前からフォローさせていただいていて、すばせかへの想いを語られているのを知っていたので、今回アニメ化でイリヤさんがEDアニメを担当されると聞いて、驚きとともにすごく嬉しかったです。

―イリヤさんがEDアニメを担当されることになった経緯を教えてください

  • イリヤ
    「幸運とは準備と機会が出会った時に生まれる」ということわざを最近知ったのですが、私は以前から「すばせか大好き!」ということを発信していて、アニメ化が発表されたときに、知人に「アニメ化するんですよね?何か手伝えることないかな」って話をしたら、巡り巡ってすばせかの関係者につながって、「是非本編にかかわりたい」とお伝えしたら、「EDアニメやってみませんか?」と。奇跡かなと思いましたが、まさに準備と機会の出会いで実現しました。
  • 小林
    自分で動くってことがすごく大事だとわかるお話ですね。
  • 神藤
    ED、短い間にたくさんのイラストを上げていただいてすごくありがたかったです。
  • イリヤ
    ありがとうございます。死神たちもみんな出したいなって、頑張りました。
  • 神藤
    構成も全部イリヤさんが考えられていますもんね。本当にすばせかをわかってらっしゃる方が作ってくれているなって。
  • イリヤ
    私はすばせかの大オタクなので。(笑)伝わって嬉しいです。
  • 小林
    EDのカットで当時の必殺技カットをそのまま再現していただいていたり、イリヤさんのファンとしてはオリジナルポーズも見たかったなという想いもあるので複雑なんですけど(笑)、イリヤさんの好きだって気持ちがすごく伝わったし、すばせかファンの方にも喜んでもらえて良かったです。
  • イリヤ
    ありがとうございます。
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  • 神藤
    アニメのスタッフの皆さんも原作をリスペクトしてくださっているのがわかるアニメ作品になっていますよね。
  • 小林
    確かに、セリフとかポーズとか、ネタをたくさん仕込んであって、すばせか愛にあふれてますよね。
  • イリヤ
    そうですね。毎週見るのが楽しみです。

―アニメをご覧になって、ゲームとの違いなど、印象的なポイントはありますか?

  • イリヤ
    全編に声が入っているのは大きいですよね。特にビイトはキャラがさらに鮮やかで強くなって、ビイトのことがもっと好きになりました。ゲームプレイをアニメでどう表現するのか気になっていましたが、アクションシーンがすごいですよね。
  • 神藤
    ゲームの長尺の話を限られた話数でまとめるのは大変で、切らざるを得ないエピソードもありますが、声優さんの力もあってキャラクターがしっかり描かれるので、アニメになることでより説得力が増すなと。個人的にはアニメオリジナルでシキとエリのエピソードを掘り下げていただいて、原作でも気に入っているエピソードだったので、深く描かれて嬉しかったです。キャラクターへの愛着がわきますよね。
  • 小林
    シキとエリのエピソードも、ゲームだと同じグラフィックだったんですけど、アニメだとエリがしっかり描かれてより感情移入しやすくて、アニメすごいなって。
  • 神藤
    エリがお花屋さんでお花買うところ、いいですよね。
  • イリヤ
    あれはよかったですね!
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ビイトには振り回されそうだし、ヨシュアは信じられないし。笑(神藤)

―みなさん好きなキャラクターいらっしゃると思いますが、パートナー契約するなら誰を選びますか?

  • イリヤ
    私ならシキですね。ゲームをプレイしているときに自分をネクに重ねていたので、自分を殺そうとした相手のことも信じてくれて、人を変える力があるシキと組みたいなと。
  • 神藤
    自分はサポート気質なので、ネクを支えてあげたいですね。よりネクが活きるようにサポートしていきます。ビイトとかだと、振り回されそうだし、ヨシュアは信じられないし(笑)
  • 小林
    僕はアニメを見て、あれだけ戦えるならライムかなって。しっかりしてるし、導いてくれそうだなと。
  • 神藤
    一番しっかりしているからね、ライム。

―ライムは3話の例のシーンが衝撃的でしたね

  • 神藤
    ゲームではフェードイン、フェードアウトでごまかしていたのが、アニメとして描かれるとインパクトがありましたね。
  • イリヤ
    アニメのカメラアングルで、大きいノイズのサイズ感とかわかると、こんな大きいのと戦っていたのかと、キャラのことが心配になりますよね。
  • 小林
    全然印象違って見えますもんね。
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―キャラの描き方でこだわりはありますか?

  • イリヤ
    EDイラストを担当させてもらって初めて気づいたんですが、ネクとシキがおそろいの黄色のリストバンドをしていて、キャラのつながりをこういうところで表現していたんだって。
  • 小林
    描かないと気付かないこともありますよね。僕も描いていて気になりました。
  • イリヤ
    シキは全部自分で作った服だけど、リストバンドだけはおそろいで買ったのかなとか…笑
  • 小林
    ゲーム版のすばせかのテイストは、野村(クリエイティブプロデューサー&メインキャラクターデザインを担当した野村哲也さん)のツンツンしたタッチで、ノイズもトライバルをモチーフにしたりしていたので、その線の面白さや勢いに慣れるのが最初は大変で、練習しました。線のダイナミックさはすばせかのアートの特徴ですね。
  • イリヤ
    服などのディテールも凝っていますよね。だけど、ヨシュアだけは簡単な衣装で、逆に怪しい感じが出ているなって思ってました。
  • 小林
    (笑)
    ゲーム全体でもファッションはこだわっていて、僕は店員とかサブキャラとかNPC系を担当していたんですが、どういう系統の服にするか意識しながら描きましたね。
  • イリヤ
    NPCもスキャンで見てデザインも細かくチェックしていました。OLとかゴスロリとかそれぞれ考えていることが違って、グラフィックも個性的で、たくさんのNPCひとりずつを見るのが楽しかったです。
  • 神藤
    できる限り渋谷をゲームの中で再現しようと思っていたので、雑踏の中のNPCの考えも作りこみましたね。
  • イリヤ
    私は渋谷をこのゲームで知ったので、日本に来てから実際に渋谷を訪れてもどこに行ったら何があるか、なんとなくわかって楽しかったです。TOWAじゃなくてTOWERなんだとか。ハチ公にも触りました。すばせかは渋谷の観光業にも貢献しているんじゃないですか。
  • 神藤
    DSもって渋谷に行く人は結構いたかもしれないですね。すれ違い通信もありましたからね。
  • イリヤ
    あとバッジのミニゲームありましたよね?
  • 神藤
    マブスラ?
  • イリヤ
    マブスラ、友達とよく一緒に遊んでいました。すばせかはシングルプレイだけど、人を集める力があるゲームですよね。
  • 神藤
    マブスラは専用のプログラマーの方がいて、こだわって作ってもらってました。せっかく作りこんだからストーリーにも絡めようってなって、アナザーデイはそれがメインになっちゃった。(笑)
  • 小林
    マブスラはタイトル画面ロゴの発注が来てびっくりしました。ロゴまで作るんだ!って。(笑)
  • 神藤
    曲も専用のものを石元さん(すばせか楽曲のコンポーザーを務める石元丈晴さん)に作ってもらいましたね。
  • イリヤ
    今頭の中で流れています!楽曲もよくて、何をしている時でもCallingとかTwisterとかすばせかの楽曲がランダム再生されています。私の人生への影響すごいですね。
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―イリヤさん、せっかくなので、お二人に聞いてみたいことありませんか?

  • イリヤ
    では、ゲーム制作中に一番思い出に残っていることはなんですか?
  • 神藤
    それまでは大作シリーズを作っていくことが多くて、そこから外れた全く新しいものを作りたいというのがすばせかのスタートでした。DSというハードが発売されるタイミングでもあり、DS向けのタイトルを作ろうと。なにもかも新しい挑戦だったので、その点で楽しかったですね。新しいことをやろうという意識が強かったので、その分苦労もありました。2画面でのゲーム作りに1年くらい試行錯誤しましたね。
    小林さんにも、仕事が早いことに甘えていっぱい仕事発注しちゃった記憶が…
  • 小林
    僕も若かったので、バリバリやって認めてもらおうとレスポンスよく頑張りましたね。そのおかげかどんどん発注いただけるようになって、あんなに詰めて絵を描き続けたことなかったので、大変だったけど予想外の発注とかもあって、どう使われるんだろうって想像したり、楽しかったです。
  • 神藤
    ゲームではフラッシュベースのアニメーションもあって、その素材もバンバン描いてもらいましたよね。発注量がすごかった。
  • 小林
    応えなきゃって、まだいけます!ってやってました。あの時の経験は今生きていますね。
  • イリヤ
    ゲームのオープニングもすごかったですよね。何度も見て、励まされました。ゲームを作るのに、グラフィック、音楽、ゲームプレイ、デザイン、セリフ、たくさんの要素をうまく組み合わせて作品を作り上げるのは難しいと思うのですが、どうやって考えていますか?
  • 神藤
    すばせかは僕の他にディレクターが二人いて、野村を加えて4人で何度も話し合いながら作っていきました。全部が密接にかかわるように、どんなゲームにしたいか?どんな遊び方にするか?それならどんなストーリーがいいか?とすべて共有しながらひとつずつ考えていきましたね。この制作スタイルは今やっている「新すばらしきこのせかい」にも引き継がれています。
  • イリヤ
    一番伝えたいアイデア、例えば、人との関係が希薄になっていく時代に、パートナーと二人で戦うというアイデアがコアになっていたりするのかなと想像していました。
  • 神藤
    そうですね。人間一人では生きていけない、他人とかかわらないといけないけど、考え方の違う人たちとどう付き合っていくのか、人間の普遍的な悩みや生き方、特に少年期にありそうなことを凝縮して詰め込んだところはあると思います。
  • イリヤ
    自分の世界を広げるのは他人がいるからこそですよね。タイトルは日本と海外で違いますが、海外タイトルの「The World Ends with You」はハネコマのセリフで心に残っている「世界は自分に見えてるとこまでしかない。楽しむためには自分が見えてる世界をガンガン広げるんだ」に通じているのかなと思っているのですが、それについてはどうですか?
  • 神藤
    海外タイトルはローカライズスタッフが考えてくれたんですが、アイデアを聞いてはっとしました。ゲームのテーマをすごく具現化しているなと。僕自身も気に入っています。
  • イリヤ
    ファッションブランドがたくさんあってそれぞれ個性的ですが、どうやって作ったんですか?
  • 神藤
    ファッションは十二支がベースになっていて、12個のブランドをつくるのに、ゴスロリとかパンクとかを洗い出して当てはめていったんです。
  • イリヤ
    実際にありそうだし名前も面白いですよね。店員さんもブランドにあっていて気に入っていました。小林さんがデザインしてくれたんですよね?
  • 小林
    そうです。ブランドのイメージを聞いて、アイデアを出したんですが、アピールしたかったので全体的にクセ強めなデザインにしていました。店もブランドもたくさんあるので、濃いめの店員さんでよかったのかなと。
  • イリヤ
    ゲームプレイでも覚えやすかったですね。アニメでもちゃんとブランドの服を着ていて世界観が守られていて、すごいなと思っていました。
    バッジも色々ありましたが、アニメでの表現は難しいですよね?
  • 神藤
    アニメではバッジ入手のくだりは説明的になってしまうので、割り切ってサイキックの演出として出そうと。細かい設定は公式サイトに掲載されているので、そちらでフォローしています。
  • イリヤ
    食べ物のシステムも面白かったですけど、さすがに細かくてアニメに反映するのは難しいですよね。ゲームの時はすごく楽しくて。ただ、半分くらいどんな食べ物かわからなくて、ラーメンとか、日本に来て食べてみて、なるほどね!これでエネルギーが増えるのかと。(笑)
  • 神藤
    ゲームの食べ物は、日本ではこんなの食べられます、流行ってます、というのを入れ込んでました。

―らーめんどんの店主は神藤さんがモデルですよね?

  • 神藤
    そうなんです、いつの間にか描かれてました。小林に。(笑)
  • 小林
    当時は神藤はひげをはやしていたので、それも再現していたのですが、ひげは却下されて今のデザインになりました。
  • 神藤
    僕結構スタッフにいじられて勝手に作中の背景に入れられていることがあって…
  • 小林
    そう、よくみると入ってるんですよね。
  • 神藤
    ハネコマのカフェの壁にも「doN」って自分に似たポスターが貼ってあるんです。
  • 小林
    アニメでも再現されてましたね!
  • イリヤ
    これは知らない情報でした!これからネタにします!(笑)
    14年たって、ガラケーからスマホになりました。個人的にはガラケーが好きだったのですが、アニメでもスマホに変わりましたね。そのあたりはどういう考えでこうなったんですか?
  • 神藤
    そこは最初に市川監督と話して、今見た人にも共感してもらえるほうがいいのではと、渋谷自体も今にあわせて作りました。
  • イリヤ
    ゲームの最新作はすばせかからどのくらいたっているんですか?
  • 神藤
    最新作は元のすばせかから3年後なんですが、3年でスマホに変わっちゃったことになりますね…(笑)。でも、今の渋谷を再現することを重視しました。
  • イリヤ
    なるほど、そういわれるとピンときました!
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―本日はいかがでしたか?

  • 神藤
    ゲームを作っているときは皆さんに楽しんでもらえたらいいな、と割とシンプルに思って作っているんですが、イリヤさんのように遊んでもらって、色々感じてもらって、人生に影響を及ぼしたり好転するきっかけになったという話を実際に聞いてみると、本当に作ってよかったなと。大変なこともありますが、こういう声を聴けると、また頑張って作るぞと前向きにクリエイティブできるので、良い機会になりました。
  • 小林
    本当に貴重な会に参加できて良かったです。イリヤさんはイラストレーターとして個人的にずっと見ていた方で、こんなにもすばせか愛があるんだと、実際お話ししてみてこれは本物(のすばせかファン)だなって思いました。是非今後とも仲良くしたいので、よろしくお願いします!
  • イリヤ
    あの、(座談会中)ずっと手が震えてました…(笑)
    本とか車とか建物とか、どんなものでも誰かが作ってくれたものだってことを普段は意識しないですけど、実際に自分が大好きなものもそれを作った人がいて、今その人たちを前にしているってすごいことだなと…嬉しいし、光栄です。緊張で言葉を間違えていたりしなかったか心配です。(笑)

―最後に、すばせかファンの皆さんに一言お願いします。

  • 神藤
    アニメはここからお話も佳境になってどんどん面白くなっていきます。今年はゲーム新作の発売もあり、「すばせかイヤー」だと思っているので、14年間お待たせしたこの盛り上がりを楽しんでいただければ嬉しいです。今を楽しめ、です!
  • 小林
    お話も盛り上がりますし、アニメですばせかがどんな風に描かれていくか楽しみにしていただければと思います。毎話イラストを描いてSNSに上げたりして、自分も楽しんで見ています!
  • イリヤ
    私を含めファンはずっと待っていたので、アニメも新作ゲームも今年急に実現して、本当に嬉しいです。本当に今を楽しんで、毎週盛り上がってアニメを見ています。私だけじゃなく、海外のファンも日本のファンも感謝していると思いますし、ゲームのクリエイターもアニメのクリエイターも応援しています。ありがとうございました!

―本日はありがとうございました!

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